重要な社会的イベントを成功させる為の基本的なやり方。

アムステルダム在住のフランス人社会学&政治学者 Laurent Chambonによる、 「事件」をテーマにした文章をアンギルジャポニカの為に書き下ろしてもらいました。現在はフランス語だけですが、展示しています。翻訳ができ次第、またお知らせします。
アムステルダム在住のフランス人社会学&政治学者 Laurent Chambonによる、 「事件」をテーマにした文章をアンギルジャポニカの為に書き下ろしてもらいました。現在はフランス語だけですが、展示しています。翻訳ができ次第、またお知らせします。

重要な社会的イベント、それはいくつもの事柄に遭遇することです。

まずはじめに、運動は欲求、欲求不満に応じるということ。そうでなければ、結集することはできないでしょう。

しかし、欲求、それ自体では十分ではありません。なぜなら、成功の運動は完全な上方に向かう流れの集結の産物だからです。

 

2番目に重要な要素は、結集した人々のレベルです。エマニュエル・トッドは、革命は、識字率が50%を超えた時に起こるということを発見しました。

英国、アメリカ、フランス革命は 政治的、社会的、経済的に欲求不満の際に(フラストレーションが高まった時に)起こったのです。しかしながら、大多数の人々は読み書きが出来ました。彼らは、パンフレットやエッセーを読むことが出来たのです。

彼らは、かならずしもその場を訪れることなく、その世界のことを調べられる状態にあったのです。彼らは、たとえその他の世界(階級、国家、宗教)が異なったとしても、ある複数の考えにかかわりあうことができるのです。

 

3番目に重要な条件は、大衆(民衆)のエネルギーを集め、要求を構成し、彼らに意味を与えることができるような知的な集成が存在するということです。

知識は、アメリカ独立戦争とフランス革命にとって、必要不可欠な準備であったのです。この知的集成、新しい考えと綿密な検討の大群(分析の雲)は、識字化された人々が増えれば増えるほど、容易に広められるようになることは明らかです。

しかしながら、この知的集成の創造のためには、エリートが必須なのです。

 

4番目の条件、それはエリートの存在です。

このエリートは必ずしも特権階級出身とは限りません。

(確かに、特権階級であるということは、以下のようなことをより簡単にしてはくれますが:人は、物質的/金銭的な手段を持っている時には、思考/思想/考えを構築したり熟考したりする時間を過ごすことがより容易であるものです。)

さらに、エリートであるということは、必ずしも純粋に政治的、哲学的であるということではありません。

一般的な芸術が重要です。

今日では、 こうした運動における大量生産、映画、映像、音楽、マンガの果たす役割は、ごく容易に想像できます。

 

5番目の条件は、始動装置の要素です:不正、権力の乱用 、屈辱、自然災害。

何も、無能さの入り混じった権力者の傲慢さが,人々をそれほどまでに怒らせるわけではありません。

成功したいくつかの社会運動の歴史の中で、始動装置の要素はしばしば乗り越えることと結びついてきました。人民は正義を要求する。しかし君主は気まぐれでしかない。世論は説明を要求する。しかし政府は、これらの要求を軽視し、高級官僚を気取る。無理解の乗越えは、成功した革命に活力を与えるものなのです。

 

重要な社会的イベントは、各自が正確に持ち場を果たすはかない奇跡であります。一時的なことであるにもかかわらず、このような結集のあとに覚えていなければならないことがあります。それは、もう決して、物事が以前のようではない、ということです。

たとえ、同じ権力が復帰するのだとしても、彼らは、その権力が無期限に永続するものではない、ということを知るのです。

こうしたわけで、重要な社会的運動は常に成功なのです。たとえ失敗に終わったかに見えても。

 

 

 

翻訳: Midori Ueyama & Maehara Motomitsu


Laurent Chambon

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